Erlon Chaves - Sabadabada
四半世紀以上前に2000円くらいで中古で買ったやつ。私のはたぶんオリジナル版ではなくこちらの非公式リイシュー版だろう(https://www.discogs.com/ja/release/5359106-Erlon-Chaves-Sabadabada)。というのも、ジャケットの風車の色が下のサムネイルのものよりもリンク先の画像のとだいたい同じだから。どこで見つけたのかは思い出せない。でも、そのレコード屋にいたときからなんか身体がふわふたした感じになっていて、帰宅後ほどなく猛烈な風邪の症状に見舞われたことはまだ覚えている。病床でもうろうとしながらB面にくり返し針を落としていたせいか、その後10年くらいこれを聴くと落ち着かない気分になってしまっていたのだった。いまはもう平気。いいアルバムですね。
Vladislav Delay - Entain (2023 Remaster)
ここまでのキャリアでも指折りの鬱々としたアルバムの再発を気温が下がり日が短くなるこの時期に放り込んできたな。
Youra - (1)
待望のといっていいファーストは予想以上に大傑作でした。これは本年ベスト入り確定だな。
Nihiloxica - Kudistro
久しぶりのリリースは期待以上にドープだった。
Rhythim is Rhythim - The Beginning
ヴァイナルでは持ってなかったものをヴァイナルで買い直す。どれも傑作なんですがなんといってもB2ですよ。Rob Hallがこのセットの終盤でかけていて、当時20歳で現場にいた私はいまだにそれをたまに反芻する中年になってしまったよ。
オオゼキ東高円寺店と私
高円寺南5丁目に合計6年くらい住んでおり、最寄りのスーパーがここだった。家から歩いてだいたい5分。食べたいものの大まかな方向性を考えながら店へ。その日の安い生鮮品を見ながらメニューを組み立てて必要なものを買う。一番効率のいい調理手順をシミュレートしながら買える。戻ったら、差し当たりできる仕込みをすぐに終わらせる——こんな感じのルーティンを、平均してたぶん週に5日くらい、たいていは午後の浅めの時間に眠気散らしをかねてこなしていた。あのころは非常勤で都心や郊外に出て行く日を除いてはほぼすべての食事を自炊でまかなっており、そのための材料の大部分はあそこからやってきた。お金がないので友人を招いて会費をとってやっていた飲み会のための仕入れも大部分はあそこ。手ごろな値段の生鮮品を主軸に安売りに走らずにきちんとした日配品を置くというのが、少なくとも7年くらい前までの——いまどうなっているのかは近所にないので知らない——オオゼキのよさだと思うのだけど、東高円寺店には、あの狭さが生み出す独特の楽しさもあった。それが、たとえば高井戸店との違いだった。日本で一番好きなスーパーがなくなってしまう。繰り上がり1位はない。